マスクとニキビ

マスクネとは?

開院して10日ほど経ちましたが、ニキビのお悩みで来院される方がとても多いです。ニキビはもともと思春期から中年の方までよくみられる疾患ではありますが、今年の夏は特に「コロナ対策でマスクをしていたらニキビができた(または悪化した)」という方が多いのではないでしょうか?

海外では、「マスク」と「アクネ(=ニキビ)」を合わせた「マスクネ」という造語までできているようです。マスクの中の高温多湿の環境で細菌が増加することや、マスクが擦れることで皮膚に炎症を起こすことなどがマスクニキビの原因となります。

マスクによるニキビの予防法は?

ウイルスへの効果は別として、マスクは不織布より綿やシルク素材のものの方が肌への負担を減らせます。不織布のマスクをしなければならない場合には、マスクの下にガーゼを一枚挟むなどの工夫も有効です。また、人との距離が保てるなどマスクを外しても良い場面ではマスクを外し、肌の蒸れを解消することも大事です。

マスクによるニキビの治療法は?

マスクによるニキビも、通常のニキビも治療法は同じです。外用剤や、場合によっては内服薬も併用して治療します(下記の以前の記事もご覧ください)。また、自費治療になりますが当院ではニキビに効果のある外用剤としてビタミンCローション、トレチノイン、ピーリングも扱っています。興味のある方は医師にご相談ください。