痛くない いぼ・水いぼ治療

いぼとは

いぼ(尋常性疣贅)とは、ヒト乳頭腫ウイルスの感染によって皮膚にできるウオノメ状のしこりです。主にお子さんの手足にできることが多いですが、大人にできることもありますし、手足以外に顔や体幹にできることもあります。放置していると大きくなったり、感染が広がって周囲の皮膚にも多発してくることがあります。

いぼの保険治療

いぼの治療の基本は、液体窒素療法です。冷たい液体窒素をいぼの部分に当てる治療を、1-2週間に1回いぼが取れるまで繰り返します。難点は治療中や治療後に痛みが出ること、また場合により治療した部分に水膨れや血豆ができることで、痛いために治療を嫌がってしまうお子さんもいます。痛みの感覚や恐怖感はお子さんの中でも個人差がありますので、我慢して治療ができるお子さん・慣れてくると頑張れるお子さんもいますが、中にはどうしても治療ができないお子さんもいます。

痛くないいぼ治療(液体窒素がどうしてもできない方に)

液体窒素がどうしてもできない方にはモノクロロ酢酸による治療がおすすめです。治療は薬液を少量いぼの部分に塗り、乾かして終了です。この治療自体は痛みがありません。ただし、患部に傷ができていると少し痛みを感じる場合があります。数時間たってから薬を塗った部位に鈍痛を感じる場合もあります。また、モノクロロ酢酸は正常な皮膚の部分に付着すると水疱を形成したり皮がむけたりすることがありますので、まわりの皮膚に薬が付かないように治療後数時間は患部を濡らさないようにしてください。またいぼのできている部位、数によってはこの治療が行えないこともあります。外来では症状に応じて適宜、硬くなったイボを削る処置やいぼが取れやすくなるスピール膏を貼る治療を併用する場合がありますが、これらの併用治療もほぼ痛みはありません。モノクロロ酢酸による治療も液体窒素と同様、1回の治療で治るわけではないため、1-2週間に1回、いぼが取れるまで繰り返す必要があります。

モノクロロ酢酸による治療は保険適応外です。ご希望の方はお気軽に診察時にご相談ください。

水いぼとは

水いぼ(伝染性軟属腫)はポックスウイルスというウイルスの感染によって皮膚に沢山できる小さな丸いぶつぶつです。皮膚の弱いお子さんにできることが多いですが、大人にできる場合もまれにあります。放置していても自然と治る場合もありますが、体中に沢山増えてしまい見た目が気になったり、湿疹を伴って痒くなったり、他のお子さんにうつしてしまうこともあるため、できれば早めに皮膚科で相談した方が良いと思います。

水いぼの保険治療

水いぼの治療は摘除といって専用の器具を使い1つ1つ摘み取る治療が基本です。いきなりこの処置を行うと痛いので、当院では基本的に麻酔テープを事前に水いぼの部分に貼ってから、1時間くらい経った後に摘除を行っています。この方法で、痛みをほとんど感じず泣かずに治療をさせてくれるお子さんが多いです。(できている水いぼの数が少ない場合、麻酔テープなしでも我慢できるお子さんの場合やその場ですぐ摘除してほしいという希望がある場合には、麻酔テープなしで摘除を行う場合もあります。ご相談に応じます。)

痛くない水いぼの治療(通常の治療がどうしてもできない方に)

摘除による治療がどうしても苦手なお子さんには水いぼクリームによる治療もおすすめです。朝晩家でクリームを塗るだけで、痛みはありません。2か月くらい継続していると改善してくることが多いようですが、効き目には個人差があります。外用していても効き目が出始めるまでに水いぼが悪化してしまう場合もあるため、途中経過をみせていただき、場合によっては通常の摘除療法への切り替えをお勧めさせていただく場合もあります。水いぼクリームは保険適応外です。ご希望の方は診察時にお気軽にご相談ください。