2種類の帯状疱疹ワクチンについて

当院では帯状疱疹のワクチンとして、これまでの「乾燥弱毒生水痘ワクチン」に加え「シングリックス」が接種できるようになりました。

従来の「乾燥弱毒生水痘ワクチン」が弱毒生ワクチンであるのに対し、「シングリックス」は不活化ワクチンのため、免疫力が低下している方、免疫力を低下させるような薬を投与中の方でも接種することができます。

また、「シングリックス」は帯状疱疹発症の予防効果が90%以上と高く、効果の持続期間も9年以上と言われています。

「シングリックス」は1回の接種費用が22000円で、2か月後(~遅くとも6か月後まで)に2回目の接種が必要です。

2種類のワクチンの違いについては下の表をご覧ください。

 

乾燥弱毒生水痘ワクチン

シングリックス

ワクチンの種類

生ワクチン

不活化ワクチン

予防効果

50-60%

90% 以上

持続期間

5年程度

9年以上

接種回数

1回

2回

値段

8000円(税込み)/回

22000円(税込み)/回

帯状疱疹は80歳までに3人に1人の方罹患するといわれており、痛みなどの後遺症が長引く場合もあるため、予防が非常に大事です。

帯状疱疹のワクチン接種をご希望の方は、ぜひご相談ください。

(接種できるのはどちらのワクチンも50歳以上の方です)

※接種ご希望の方はあらかじめご予約をお願いいたします