凍瘡(しもやけ)

凍瘡(しもやけ)とは

凍瘡(しもやけ)とは、冬に冷たい外気にさらされた後、血行の悪い手足の先や鼻、耳などにできる症状です。しもやけになった部位は皮膚が赤く腫れあがって痛痒くなり、ひどくなると水疱を形成することもあります。お子さんに多い病気ですが、大人でもできる場合があります。

凍瘡(しもやけ)の予防

凍瘡(しもやけ)は予防が非常に重要です。しもやけになりやすい人は、冬に外出する際には手袋やマスク、耳当てをするなどして、冷たい外気にさらされないように気をつけてください。また室内でも手足が冷えないように十分に保温をしましょう。

凍瘡(しもやけ)の治療

ビタミンEの外用薬やヘパリン類似物質外用剤をマッサージするように外用することで皮膚の血流が改善します。症状がひどく炎症が強い場合には、ステロイドの外用剤を処方することもあります。また、ビタミンEの内服薬や、手足の冷えを改善する漢方薬を処方する場合もあります。

 

凍瘡(しもやけ)とよく似た病気

膠原病でも凍瘡(しもやけ)とよく似た症状が出ることがあります。大人になってから初めてしもやけになった、症状がひどく春になっても治らない、しもやけ以外にも全身症状がある、などの場合は膠原病の可能性があるかもしれません。膠原病を疑う場合には、採血検査を行うことがあります。

しもやけは冬に多い病気です。当院でも、12月以降しもやけの患者さんが増えています。

しもやけになってしまったら、悪化しないうちに早めに受診してください。