熱傷(やけど)

やけどの原因で多いのは

原因として家庭での料理中の熱湯、水蒸気、油などによるやけどが多いです。飲食業に従事している方も熱湯や油による仕事中のやけどが多いです。また、女性で最近多いのはヘアーアイロン(コテ)を誤って顔や手に触れてしまったことによるやけどです。ヘアーアイロンは温度が高いので、一瞬でもやや深いやけどになってしまうことがあります。冬になると湯たんぽでの低温熱傷も増えてきます。高温でなくても同じ場所にずっと当たっていることにより、意外に深い傷になってしまう場合があります。

お子さんのではテーブルの上にある味噌汁、スープ、カップラーメンなどの器を倒してしまい、こぼれた熱い汁がかかって太ももなどにやけどするケースが多くみられます。赤ちゃんは炊飯器の蒸気を触れてしまい手のひらにやけどをする場合があります。

やけどの深さと症状

軽いやけど(Ⅰ度熱傷)は赤くなるだけで水ぶくれや傷を伴わないもので、受傷時はヒリヒリ痛いのですが比較的すぐに治り、痕ものこりません。やや深くなるとⅡ度熱傷となり、水ぶくれや、水ぶくれが破れた傷になります。この段階ですと治ってからシミや傷跡が残ってしまいます。さらに深い皮下組織までの熱傷はⅢ度熱傷で、潰瘍を形成し治るのにも時間がかかることが多いです。

やけどの治療

やけどは皮膚科を受診する前のご自身での初期治療が大事です。やけどを負ったらすぐに流水や保冷剤でよく冷やしてください。冷やすことで炎症をしずめ、深いやけどになるのを防ぎます。また冷やすことで痛みを抑える役目もあります。

皮膚科では、やけどの深さや感染を伴っているか、壊死組織(いたんだ皮膚の組織)があるかどうかなどを見極め、外用療法を行います。