中波紫外線療法とは、治りにくい皮膚の疾患に有効な治療法のひとつで、紫外線の『免疫の働きを弱める作用』や、『皮膚に色を付ける作用』などを利用した治療法です。痛みもなく紫外線を照射するだけで治療を行えます。エキシマランプは紫外線治療の中でも局所に強い光を照射できるので短時間で照射でき、かつ病変部位のみに高い治療効果が見込めます。
中波紫外線療法は、アトピー性皮膚炎をはじめとする皮膚疾患における強い痒み症状、なかなか消退しない皮疹(赤みやぶつぶつ、しこり)に強い効果を発揮します。また、改善しにくい円形脱毛症や尋常性白斑などの病変に対しても有効性が認められています。
中波紫外線治療は以下の疾患に保険適応が認められています
A.エキシマライトの光を数秒~数十秒照射します。 照射後、外用薬を併用する場合もあります。週に1回程度の照射を繰り返し行うことが勧められています。
※対象疾患や対象部位によって異なります。
A.痛みは全くありません。麻酔の必要もなく光が当たると少し温かい感じがします。
※特別なケアは要りませんが照射当日~翌日は、日焼けをしやすい状態ですので強い日光は避けましょう。
A.乳幼児の方でも治療を受けることができます。
A.照射した部位における日焼け症状(赤み、ほてり、色素沈着)が生じる可能性があります。これらの症状は、通常の日焼けと同様、時間とともに改善します。
A.光線過敏症のある方はこの治療を受けられません。