まずは塗り薬でしっかり治療するのが基本です。
症状が軽いところはビタミンD3の外用剤、炎症が強いところはステロイドの外用剤を使うことが多いです。また、ビタミンD3とステロイドを混合した塗り薬も発売されており、これらは1日1回外用するだけでよいので使いやすいと思います。また、悪化因子(引っ掻く・擦るなどの刺激、暴飲暴食、ストレス、体調不良など)を避けることも大切です。
塗り薬だけでは改善しない場合にはチガソン、ネオーラル、ネイリンなどの内服薬を処方する場合もあります。
また、紫外線療法も乾癬には効果を発揮する治療です。当院では紫外線治療を現在行っていないため、ご希望の方は別の施設をご紹介いたします。
また、最近では生物学的製剤という注射薬の治療法が開発されています。これは乾癬を発症させる物質を直接抑える治療なので、非常に効果的です。ただ、この治療は大学病院などの決められた施設でしか行えない治療ですので、必要な方には大学病院等を紹介させていただきます。